リスティング広告とキーワード最適化で、高級時計ブランドのEC売上が3ヶ月で150%アップ！

与件内容	業界・商材	ジュエリー
	目的	自社ECサイトでの商品購入数の増加
	KPI	CPA（顧客獲得単価）：8,000円以下
実施内容	媒体	Googleリスティング広告、Googleリマーケティング広告、Yahoo!広告（検索広告）
	予算	広告運用：2,000,000円／月
	ターゲット	30～50代の男性
	配信期間	2021年10月〜2024年10月（36ヶ月間）

依頼主が抱えていた課題

高級腕時計を取り扱うECサイト運営企業様からのご依頼でした。主に30～50代の男性をターゲットとしており、検索広告（Google・Yahoo）を中心に集客は一定数できていましたが、「広告経由の購入率が低い」「CPAが想定の2倍近くに上がってしまっている」という課題を抱えていました。

とくに、ユーザーが商品詳細ページまでは到達しているにもかかわらず、購入完了まで進まないケースが多く、「広告で集客できても成果に結びつかない」状態が続いていました。また、検索キーワードの大半がブランド名や商品型番などの指名・準指名検索だったため、本来ならばCVに繋がりやすい層を取りこぼしている可能性があると考えられました。

実施内容の詳細（工夫した点など）

過去の広告配信データをもとに、CVに繋がりやすいキーワードとそうでないキーワードを分類・分析しました。 その結果、コンバージョンがほとんど発生していない汎用キーワード（例：「腕時計 メンズ 人気」など）に多くの広告費が投下されている一方、ブランド名や型番検索からの流入は高いCVRを示していることが分かりました。そこで、検索意図に合わせた広告グルーピングと予算配分を再設計し、購入意欲の高い層に集中してリーチできるようにしました。

広告クリック後のページにおいて、「なぜこの時計が選ばれるのか」「競合との違いは何か」が不明確だったため、購入を後押しする訴求要素（製造背景、限定性、レビュー、装着イメージなど）を追加することによって、ユーザーの購入決定率が大きく改善しました。

商品ページまで訪問したが購入に至らなかったユーザーを対象に、閲覧商品に応じたリマーケティング広告を配信、訴求したことで、再訪率とCVRが向上しました。

その他（コミュニケーションで意識した点など）

月次の定例ミーティングに加え、日々のコミュニケーションでは「即レス」を徹底。緊急対応や改善提案をスピーディーに行うことで、クライアント側の判断や実装も迅速になり、全体の改善サイクルが早まりました。

特に高価格帯商品のため、即決しないユーザーが多い傾向を踏まえ、短期的な数値だけでなく中長期での購買行動を見据えたレポーティングを行い、クライアントからも「一緒に改善していける安心感がある」と評価をいただきました。

結果（改善できたKGI・KPI）

• 施策実施前と比較して、広告経由の購入数は3ヶ月で約1.7倍に増加し、目標としていたCPAも15,000円 → 9,800円へと約35%削減
• 指名系キーワードへの集中投資とLP改善が奏功し、CVRは1.4%から2.6%へと大幅に向上
• リマーケティング広告の強化によって再訪問率が25%アップ、カート放棄後のコンバージョン率も改善傾向
• 広告全体のROASは450%から680%に改善