【2025年最新版】インスタのストーリーズ広告を徹底解説|メリデメや作成のポイント10選も紹介

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Instagramユーザーの多くが閲覧するストーリーズ。
そのストーリーズ上で配信されるストーリーズ広告は、いまや多くの企業のマーケティングで活用されています。
ストーリーズ広告という没入感の高いフォーマットを上手く使えば、ブランドの認知度アップや商品の購入促進に効果的な訴求が可能です。
でも「他のSNS広告とインスタグラム広告の違いは何?」「ストーリーズ広告向けのクリエイティブの作り方がわからない」「ユーザーの興味を引くのはどんな形式の画像や動画?」など、ストーリーズ広告の制作運用に不安を覚える方もいるでしょう。
今回の記事ではストーリーズ広告に焦点をあて、複数ある種類と仕様、メリット・デメリットについて、効果的なキャンペーン展開に繋げるためのポイントなどを詳しく解説します。
ストーリーズ広告のことをピンポイントで押さえたい方はぜひ最後までご覧ください。
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目次
1. インスタ(Instagram)のストーリーズ広告とは?

Instagramの「ストーリーズ広告」とはストーリーズ上で配信される広告の総称で、ユーザーが投稿したストーリーズの間に配信されます。通常のストーリーズ投稿と異なるのは、24時間経っても消えないこと。
目的に合わせてシングル画像、シングル動画、カルーセル形式、コレクション形式から配信が可能で、スタンプや絵文字など、親しみやすい要素を追加することもできます。またワンクリックで遷移先に誘導する、ユーザーアクションを促しやすい設計も特徴。表示サイズはフルスクリーン縦型で、没入感のある広告が提供できます。
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2. インスタ(Instagram)のストーリーズ広告の種類と仕様
ストーリーズ広告に投稿できる広告の種類と仕様についてまとめました。
クリエイティブを制作するときの参考にしてください。
画像広告(写真広告)
- 表示時間は5~16秒間、またはユーザーがスワイプするまで
- 推奨ファイル形式はJPG、またはPNG
- 推奨アスペクト比は9:16(フルスクリーン縦型)
- 推奨解像度は1,440×2,560ピクセル以上
動画広告
- 表示時間は、35秒未満は全編再生。15秒超の場合、複数のカードで分割表示の可能性も
- ファイル形式はMP4、MOV、またはGIF
- 推奨アスペクト比は9:16(フルスクリーン縦型)
- 推奨解像度は1,440×2,560ピクセル以上
カルーセル広告
- 表示内容は最大10点の画像または動画
- ファイル形式は、画像はJPGまたはPNG。動画はMP4、MOV、またはGIF
- 推奨アスペクト比は、9:16(フルスクリーン縦型)、または1:1(正方形)
- 推奨解像度は1,080×1,920ピクセル以上
コレクション広告
- 表示内容は、メインとなるカバー画像または動画+商品画像2点
- ファイル形式は、画像はJPGまたはPNG。動画はMP4、MOV、またはGIF
- アスペクト比は1.91:1~1:1
- 推奨解像度は1,080×1,080ピクセル以上
3. インスタ(Instagram)でストーリーズ広告を配信する3つのメリット

数あるインスタ広告の中でもストーリーズ広告を活用するメリットについて、3つの視点からお伝えします。
- メリット①ユーザーへ自然にアプローチできる
- メリット②広告内容に合わせて最適なフォーマットを選択できる
- メリット③ユーザーのアクションに繋がりやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1. メリット①ユーザーへ自然にアプローチできる
ストーリーズ広告はオーガニックな投稿の間に配信され、他ユーザーのストーリーズ投稿にとけ込むように表示されることで、広告でありながらも視聴するユーザーがストレスなく受け入れられるように設計されています。
表示形式がフルスクリーン表示可能なので、視覚的インパクトが大きく、没入感の高いアプローチが可能な点もポイント。配信先をターゲットユーザーに絞り込むことで、自然な形で強力にアピールできます。
3-2. メリット②広告内容に合わせて最適なフォーマットを選択できる
ストーリーズ広告には、画像広告、動画広告、カルーセル広告、コレクション広告といった多彩なフォーマットが用意されており、広告内容に応じたフォーマットを採用できる柔軟性も強みの一つです。
静止画を使用する画像フォーマットは構成がシンプルな分、強力なビジュアルを用いればユーザーの注意を引きつけやすいといえます。一方、動画やカルーセル形式のフォーマットを用いた表現はストーリー性を持たせやすく、高いエンゲージメントが期待できます。また複数の商品を一度に展示できるコレクションフォーマットなら、ユーザーが商品やサービスをスムーズに発見・検討・購入できるよう促すことができます。
3-3. メリット③ユーザーのアクションに繋がりやすい
ストーリーズ広告には、スワイプやタップでアクションを促す機能が標準で備わっています。このことから、ブランド認知から商品の購買までの流れを短時間で完結できる点が強み。
「詳しくはこちら」「購入する」などCTA(Call to Action)ボタンを組み込むことで、より多くのエンゲージメント獲得を狙えます。
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4. インスタ(Instagram)のストーリーズ広告を活用する2つのデメリット

Instagramのストーリーズ広告は、コンバージョン獲得へのメリットがある一方、視聴するユーザーによって、また他のSNS広告と比較してやや弱い部分があることも確かです。配信する際は、その点を踏まえて戦略を立てる必要があるでしょう。
ストーリーズ広告のデメリットは次の2つです。
- デメリット①広告を最後まで見てもらえるとは限らない
- デメリット②他SNSと比べてシェア機能が制限されている
それぞれ詳しく解説します。
4-1. デメリット①広告を最後まで見てもらえるとは限らない
Instagramストーリーズは、タップやスワイプで簡単にスキップできる仕組みです。そのため、いくらオーガニック投稿になじんだ広告配信を実現しても、ユーザーが興味を持たない場合はすぐに離脱されることに。
そういった事態を避けるには、冒頭がカギになります。動画やテキストの構成に工夫を凝らし、はじめの数秒でユーザーの関心を引き付けるようにしましょう。そして配信後、効果測定からPDCAを回し効果を高めていくことが理想です。ただし、その場合は制作コストや運用コストが高まる可能性がある点に留意が必要です。
4-2. デメリット②他SNSと比べてシェア機能が制限されている
Instagramには、X(旧Twitter)の「リポスト」やFacebookの「シェア」など、特定の投稿を拡散する機能が備わっていません。またInstagramは、ターゲット層へのリーチが広告の配信設定に依存しやすい傾向にあります。
そのため「他のSNSに比べて情報の拡散力が低い」「広告の波及効果が限定的」といった面がInstagram広告自体の弱点であるといえます。
マーケティングにおいてInstagramで情報がシェアされる可能性を高めるには、UGC(ユーザー生成コンテンツ)との連携が必須となります。
5. インスタ(Instagram)のストーリーズ広告を作成する際の10のポイント

デメリットもあるストーリーズ広告ですが、ポイントを押さえた効果的なアプローチを実行できれば、大きな成果を上げることは充分可能です。ストーリーズ広告を出稿する際のポイントは以下のとおり。
- ①最初の3秒で視聴者の心を掴む
- ②動画を活用して広告効果を高める
- ③CTAボタンを適切に配置する
- ④音声を取り入れて広告効果を高める
- ⑤テキストやロゴの配置を工夫する
- ⑥ストーリーズ専用の広告を作成する
- ⑦インタラクティブ要素を活用する
- ⑧商品価格を記載しない検討を
- ⑨モバイル環境を意識する
- ⑩カルーセル広告を上手に活用する
この10のポイントについて、それぞれ詳しく解説します。
5-1. POINT①最初の3秒で視聴者の心を掴む
ストーリーズ広告で重要なのが、冒頭のインパクトです。ユーザーに強く印象付けるには、広告の最初の3秒でブランドや商品の名前を明示し、視覚的にインパクトのある要素を盛り込むことがポイント。
明るい色彩や動きのあるビジュアルを活用し、視覚的な訴求力を高めましょう。
5-2. POINT②動画を活用して広告効果を高める
静止画よりも動画が有効。より詳細な情報や商品の魅力を伝えることができます。
テンポよく視聴できるよう短い尺(15秒程度)にとどめ、ストーリー性を持たせることがポイント。動きのあるエフェクトやグラフィックを追加すれば、ユーザーの目を引く可能性が高まります。
5-3. POINT③CTAボタンを適切に配置する
広告の目的に合わせ、明確なCTAボタンを配置しましょう。大切なのは、ユーザーの行動を喚起するにはCTAの文言は「購入する」「詳細を見る」など短く具体的に表記すること。
視認性を高めるため、目立つ位置に配置することも意識を。
5-4. POINT④音声を取り入れて広告効果を高める
画像や動画だけの広告よりも、音楽やナレーションを加えた広告がおすすめ。視覚以外の情報が加わることで、ユーザーにより深い世界観、没入感を提供できます。
BGMを付ける際にはブランドイメージに合ったものを厳選し、広告全体の雰囲気を強化しましょう。
音声の有無については、可能であればABテストを実施し、自社にとって効果的なアプローチ方法がどちらか確認することが望ましいです。
5-5. POINT⑤テキストやロゴの配置を工夫する
ユーザーの注意を引き、短時間で情報を伝達するには、簡潔で読みやすいテキストが欠かせません。読んでほしいテキストは画面中央や目立つ場所に配置し、視認性を確保しましょう。間違ってもプロフィールアイコンやCTAボタンにかからないようご注意を。
またフォントサイズは大きく、色は背景とコントラストのあるものを使用するのがデザイン的に有効です。
5-6. POINT⑥ストーリーズ専用の広告を作成する
広告感が強い投稿は、ユーザーの拒否反応を引き出してしまうかも知れません。広告感を抑えるためにも、オーガニック投稿と見分けがつかない自然なデザインを目指しましょう。
そのためには、ストーリーズに適した縦型のフルスクリーンフォーマットを採用することが重要。ストーリーズ広告用テンプレートを活用すれば、制作効率を上げることができます。
5-7. POINT⑦インタラクティブ要素を活用する
ストーリーズ広告では、一方的な発信ではなくユーザー参加型の要素を取り入れることも効果的です。
具体的には、Instagramで用意されているインタラクティブな要素(位置情報スタンプ、ハッシュタグスタンプ、タップ可能なテキスト、@メンションスタンプ)を活用します。
ストーリーズ広告ではこれらを最大5つまで使用可能。商品やサービスに関連した簡単なクイズや投票を実施し、広告滞在時間を延ばすことで、商品やサービスの印象を強く残したり、エンゲージメントを高めたりすることが期待できます。
5-8. POINT⑧商品価格を記載しない検討を
ストーリーズ広告での価格表示の有無に関して、Meta社の発表(※)によると、価格を表示しない広告の方が購入率が77%高く、ブランド認知度は73%アップしたと伝えられています。
しかし同時に、価格そのものが商品・サービスの魅力である場合や、同種商材の平均価格より安価な点をアピールする場合はその限りではないことも示唆されています。
価格を表示するかどうかは慎重に検討しましょう。
記載しない場合でも、たとえば価格情報はCTAやリンク先で提供して詳細な検討を促すなど必要な情報が届くよう配慮し、情報の不親切さがブランドイメージを損ねないようにすることが大切です。
※参考:Meta for Business『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報』
5-9. POINT⑨モバイル環境を意識する
インスタ広告では、スマートフォンでの視聴を前提にして広告を制作するのが一般的です。ストーリーズ広告では縦型フォーマットを最大限活用しましょう。
Meta社は、ユーザーがストーリーズを好む理由として「没入感の高さ」「リアリティ」「コミュニティへの帰属意識の喚起」「期待感の継続」があると伝えています。(※)
これらをベースに考えると、ストーリーズ広告は、オーガニックな投稿に続いて表示されても違和感のないような構成が理想といえます。
そこで、モバイルで撮影したかのような、親近感のわく映像で広告感を軽減するのは大いに有効。また、Instagramユーザーは移動中などスキマ時間にアプリを開いていることも少なくありません。視聴するのに負担を抑えた、短時間で情報が伝わる構成を心がけることもポイントです。
※参考:Meta for Business『ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリーを伝えましょう。』
5-10. POINT⑩カルーセル広告を上手に活用する
複数の商品やサービスを紹介したいときに効果を発揮するのがカルーセル広告。最大10点の画像または動画を表示できるフォーマットです。
各スライドにリンク先を個別設定できるので、多角的な情報提供が可能。複数表示できる利点を生かし、ストーリー性を持たせた構成でユーザーの関心を引き続けましょう。
6. インスタ(Instagram)のストーリーズ広告の成功事例2選

企業のマーケティング活動において、ストーリーズ広告で成功した次の2つの事例をご紹介します。
- パナソニック株式会社
- キリンホールディングス株式会社
6-1. パナソニック株式会社
パナソニックの家電事業領域では「Panasonic Cooking」というビジネスアカウントを運営し、日頃からキッチン家電の新商品やレシピ情報を投稿しています。
高級オーブントースター「ビストロ」の新モデル発売時、Instagram中心の施策を実施しストーリーズ広告を展開。焼き立てパンの魅力を伝える動画にシンプルなメッセージを添えた広告を配信し、洗練されたイメージが話題を呼びました。
結果、キャンペーンは成功し、旧モデルと比較して新モデルの売り上げは約2倍を達成しました。
Panasonic Cooking(パナソニッククッキング)
@panasonic_cooking
6-2. キリンホールディングス株式会社
清涼飲料やアルコールなどを手がけるキリンホールディングス株式会社では、プラズマ乳酸菌を配合した飲料「イミューズ」シリーズの認知拡大を目的に、Instagramでストーリーズ広告を配信しました。
21~49歳の男女をターゲットと設定したキャンペーンでは、他のSNS施策と比べてリーチ単価を約60%も削減することに成功。インスタ広告のリーチスピードが他のプラットフォームより優れていることを証明する結果となりました。
7. インスタのストーリーズ広告を活用するなら「アドフープ」に相談しよう!

ここまで、インスタ(Instagram)広告の一つであるストーリーズ広告について、種類や制作のポイント、成功事例などをご紹介してきました。
実際に運用で成功するには、クリエイティブを制作して投稿するだけでなく、ABテストの実施やこまめなデータ分析、改善策の実行などリソースを必要とします。
- 「インスタ広告に興味があるけれど、運用ノウハウがない」
- 「手続きが煩雑そうだが、人的リソースがない」
そんな風にお困りの方、ぜひ「アドフープ」にご相談ください。
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