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LINEの動画広告とは? 基本からメリット・デメリット、配信手順、作成のポイントまで徹底解説

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SNS広告の中でもユーザーの生活に深く入り込んだプラットフォームとして注目されているLINE。
中でも動画広告は、スマホ視聴に適したフォーマットと高い訴求力を活かし、マーケティングでの活用の幅が広がっています。しかしLINE特有の配信面や入稿ルール、動画制作の工夫などを知らずに運用を始めてしまうと、思うような成果につながらないことも。
そこで本記事では、LINE動画広告の基本から配信手順、効果的なクリエイティブのポイントなどを丁寧に解説。これから動画広告に取り組みたいと考えている方にも、すでに配信中の企業にも役立つ情報をお届けします。

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LINE動画広告とは

LINE動画広告は、LINEアプリ内に表示される動画形式の広告のことです。
2025年6月時点でLINEの月間利用者数は約9,800万人とされており、LINE広告はこの幅広いユーザー層に向けて配信できるのが強み。
中でも動画広告は静止画より多くの情報を届けられるうえ、商品の魅力や使い方を直感的に伝えることが可能です。
LINE広告は年齢や性別、地域、興味関心など、細かなターゲティングにも対応しているので、トークリストやタイムライン、LINE NEWSなど日常的に使われる場所に自然に表示されることで高いリーチ力が期待できます。さらに、顧客獲得のフェーズに合わせて認知拡大から購買促進まであらゆるマーケティング目的に活用できる柔軟さも魅力。
多くの企業が成功事例を生み出しており、今注目を集めている広告メディアのひとつです。

LINE動画広告の特徴

LINE動画広告の特徴=魅力は、ターゲティングの柔軟さと配信面の広さです。
ターゲティングでは主に4種類の軸が用意されており、年齢や性別、地域、興味関心などの細かい属性データをもとに配信できる「デモグラフィック配信」、サイト訪問履歴やLINE公式アカウントの友だち情報などを活用した「オーディエンス配信」、そして既存顧客に近いユーザーを自動で見つけてくれる「類似配信」があり、それぞれを施策に合わせて使い分けることで、より効果的なアプローチが可能です。加えて、設定不要でLINEが自動的に見込み顧客を選定してくれる「自動ターゲティング」も便利なターゲティング機能です。
配信先はLINEアプリ内だけにとどまらず、LINE関連アプリや外部アプリまでカバー。
さらに動画広告ならこれらの機能を生かしながら、動画ならではの豊かな表現、豊富な情報量によって商品の魅力や使用シーンを直感的に伝え、ユーザーの理解を深めることができます。

LINE動画広告をマーケティング施策に導入するメリット

LINE広告の中でも、静止画広告ではなく動画広告をマーケティングに活用するメリットとは何でしょうか。
一番のメリットは、動画を活用することでより多くの情報やストーリーを伝えることができ、ユーザーの心に訴える演出が可能になることです。
動きのある映像は注意を引きやすく、高いエンゲージメントが期待できる点もポイントです。タップ率の向上にも繋がりやすいでしょう。
またLINEは国内でも有数のユーザー数を誇るSNSであり、広範囲へのリーチ力にも優れている点も見逃せません。
LINE広告に備わっている詳細なターゲティング機能をうまく活用すれば、無駄なく費用対効果の高い広告配信が行えます。
さらにLINE広告なら、広告配信の準備から配信後の効果測定までオンラインで完結でき、スピーディーかつ柔軟に運用できるところも大きな強み。マーケティングに動画広告を取り入れることで、メッセージの伝わり方も広がり方も格段にアップする可能性があります。

LINE動画広告を導入する際のデメリットと注意点

LINE動画広告を導入する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
まず、動画制作には静止画よりも手間とコストがかかります。
さらにSNS広告では継続的にPDCAサイクルを回していく必要があり、複数パターンのデザインでクリエイティブを制作し、運用・改善を重ねることが成功への鍵となります。
そのため予算やスケジュールに余裕を持って計画することが大切です。
また、動画は冒頭で離脱されると情報が伝わりづらいという弱点があり、再生形式がユーザー設定によって異なることから、意図通りに表示されないケースもあります。
訴求力のある冒頭演出や構成に工夫が必要な点は押さえておきましょう。
また、LINEをはじめとするデジタル広告のプラットフォームは日々アップデートされるため、常に最新の仕様を把握しておくことも重要です。
これらの注意点をカバーし、効果的な動画制作やターゲティング・配信を最適化していくには専門的な知識が求められるので、必要に応じて外部パートナーの力を借りるのも一つの選択肢です。

LINE動画広告のクリエイティブサイズ・入稿規程

LINE動画広告で指定される広告種類別の各フォーマットについて、サイズの基本情報と入稿規定を解説します。フォーマットのバリエーションは次のとおり。

  • Card(カード)
  • Square(スクエア)
  • Vertical(バーチカル)

Card:カード

Card形式はアプリ内の多くの配信面に対応する汎用性の高い動画形式のフォーマットです。

  • 推奨アスペクト比|16:9
  • 対応サイズ|W240〜1920ピクセル、H135〜1080ピクセル
  • 対応配信面|トークリスト、LINEオープンチャットを除く配信面
  • 対応ファイル形式|MP4、MOV(H.264コーデック推奨)
  • 推奨音声|AAC、128kbps以上(モノラルまたはステレオ)
  • フレームレート|最大30fps
  • 解像度|最大1080ピクセル(配信時は最大720ピクセル)
  • ビットレート|最大8Mbps
  • 時間|5秒〜600秒
  • ファイルサイズ|最大1GB
  • タイトル|20文字以内
  • ディスクリプション|75文字以内

Square:スクエア

Square形式は画面の縦横比が1:1という正方形の比率で、トークリスト、LINEマイカード、LINEオープンチャットを除く配信面に対応するフォーマットです。
表示面積がCardよりも広い点がメリットです。

  • 推奨アスペクト比|1:1
  • 対応サイズ|W600〜1280ピクセル、H600〜1280ピクセル
  • 対応配信面|トークリスト、LINEマイカード、LINEオープンチャットを除く配信面
  • 対応ファイル形式|MP4、MOV
  • 推奨音声|AAC、128kbps以上(モノラルまたはステレオ)
  • フレームレート|最大30fps
  • 解像度|最大1080ピクセル(配信時は最大720ピクセル)
  • ビットレート|最大8Mbps
  • 時間|5秒〜600秒
  • ファイルサイズ|最大1GB
  • タイトル|20文字以内
  • ディスクリプション|75文字以内

Vertical:バーチカル

Vertical形式はLINE VOOM、LINE NEWS、LINEファミリーアプリ、LINE広告ネットワークに対応するフォーマットです。

  • 推奨アスペクト比|9:16
  • 対応サイズ|W135〜1080ピクセル、H240〜1920ピクセル
  • 対応配信面|LINE VOOM、LINE NEWS、LINEファミリーアプリ、LINE広告ネットワーク
  • 対応ファイル形式|MP4、MOV
  • 推奨音声|AAC、128kbps以上(モノラルまたはステレオ)
  • フレームレート|最大30fps
  • 解像度|最大1080ピクセル(配信時は最大720ピクセル)
  • ビットレート|最大8Mbps
  • 時間|5秒〜600秒
  • ファイルサイズ|最大1GB
  • タイトル|20文字以内
  • ディスクリプション|75文字以内

LINE動画広告の配信手順【5STEP】

LINE動画広告の始め方について、アカウント開設から出稿までの流れを5つのステップで解説します。大まかな手順は次のとおり。

  • ①「LINEビジネスID」を発行する
  • ②広告アカウントを作成する
  • ③クレジットカード情報を登録する
  • ④「LINE Tag」を設置する
  • ⑤広告の配信設定を行う

それぞれ詳しく見ていきましょう。

STEP①「LINEビジネスID」を発行する

LINE広告を利用するには「LINEビジネスID」の取得が必要です。
まずはLINE広告申し込みページの「LINE広告をはじめる」から登録画面に遷移。「メールアドレスで登録」を選び、メールアドレスを入力してから「登録用のリンクを送信」をクリックすると、入力したメールアドレス宛に登録用メールが届きます。受信した登録用メールの案内に従い、名前・パスワードを設定しましょう。
利用規約とプライバシーポリシーを確認し、同意すればID登録が完了します。
登録情報(メールアドレスとパスワード)はログイン時に必要ですので控えておきましょう。

STEP②広告アカウントを作成する

次に、広告配信を行うための広告アカウントを開設します。
LINEビジネスIDでログインし、LINE広告の管理画面「広告マネージャー」にアクセス。「広告アカウント」タブから「+新しい広告アカウントを作成」をクリックします。
広告配信したい商材ごとに請求先情報・広告主情報・商材情報・基本情報を登録。カテゴリが同一であれば、一つのアカウントで複数商材を出稿可能です(カテゴリ違いは別アカウントが必要になります)。
ビジネスタイプが「法人」の場合には法人番号などの情報も必要になります。
必要な項目の入力を完了すると「広告アカウント審査」が実施されます。審査は3〜5営業日かかるため、アカウント開設は配信スケジュールに合わせて余裕をもって行いましょう。
ちなみに一度作成・承認された広告アカウントは削除不可です。

STEP③クレジットカード情報を登録する

広告アカウントの支払い方法は、クレジットカード決済になります。クレジットカード情報を登録しましょう。
広告マネージャー画面の左上にある[≡]から「設定」→「請求と支払い」へ進みます。請求先一覧でクレジットカードを登録したい請求先を選択し、「支払い方法を登録」をクリックし、カード情報を入力します。
複数の広告アカウントをまとめて管理する際は、「グループ」を作成することでグループごとにカードを登録できます。

STEP④「LINE Tag」を設置する

広告の効果測定のため、LINE広告が用意している「LINE Tag」を広告からの遷移先となるWebページに設置します。LINE Tagには以下の3種類があります。

  • ベースコード:全ページに設置してユーザー行動を計測する基本のタグ
  • コンバージョンコード:成果地点(購入・申込など)でコンバージョンが発生したことを計測するためのタグ
  • カスタムイベントコード:特定イベントやオーディエンス作成に使用できるタグ

LINE Tagはコードごとに設置する場所、順番などルールがあります。タグを適切に設置することで、配信の最適化や効果測定が可能となります。

STEP⑤広告の配信設定を行う

ここまでの準備が完了したら、広告の配信設定を行います。
配信設定には次の3つの設定が必要です。

  • キャンペーンを作成する
  • 広告グループを作成する
  • 広告を作成する

それぞれ設定が必要な順番に沿って、詳しく解説します。

STEP⑤-1:キャンペーンを作成する

はじめにキャンペーンを作成します。キャンペーンでは広告配信の目的や予算、掲載期間を設定することになります。
目的の選択では「ウェブサイトへのアクセス」「アプリのインストール」などの7つの項目から適切なものを選び、キャンペーン名、上限予算、入札戦略、掲載期間を任意で設定すればOKです。
必要項目の入力が終わったら「保存して広告グループ作成へ」をクリックし、次に進みます。
なお、キャンペーンの作成上限は300個となっており、目的の項目は作成後には変更できません。もし間違えた場合には再作成することになりますので、入力時に間違えないよう注意しましょう。

STEP⑤-2:広告グループを作成する

前のステップで「保存して広告グループ作成へ」をクリックすると、広告グループの作成画面に切り替わります。
ここでの入力内容は、選択した「キャンペーンの目的」によって異なります。
広告グループ名や紐付けるキャンペーンなどの基本情報に加え、ターゲット設定を入力します。ターゲット設定ではベースとなる地域・性別・年齢・OSなどの項目と、必要に応じて詳細ターゲティング(趣味や関心に応じた配信)の設定、オーディエンス指定などを行います。
その他、広告の配信先に関する設定や入札方法、課金方法とそれに応じた上限予算などを入力すれば広告グループの作成は完了です。
「保存して広告の作成へ」をクリックし、次のステップに進みます。
広告グループは1キャンペーンあたり最大1,000個まで作成可能です。

STEP⑤-3:広告を作成する

最後に、配信する広告の設定を行います。
「広告を作成」画面で、キャンペーンや広告グループを選択して広告名を設定。目的に応じて広告フォーマット(動画や画像のタイプ)を選択し、続いてテキスト、クリエイティブ(動画など)、遷移先LPのURLといった情報を入力します。
入力後に「広告を保存」をクリックすると広告審査が行われ、配信が許可されると掲載が開始されることになります。審査は最短で約5分と短いですが、最大で5営業日かかる場合もあります。また配信後も365日24時間の監視体制があり、ガイドライン違反が確認された場合には配信停止の措置がとられます。

LINE動画広告を作成・配信する際の3つのポイント

効果的なLINE動画広告を作成・配信するにはいくつかのコツがあります。
今回はその中でも「初めての方はまずココを押さえておけば大丈夫!」という3つのポイントをご紹介。

  • スマホ視聴を前提とした動画設計を行う
  • 異なる切り口から複数の動画を制作する
  • 動画と静止画を分けて管理する

それぞれどういうことか、詳しく見ていきましょう。

スマホ視聴を前提とした動画設計を行う

多くのユーザーがスマートフォンから操作するため、動画制作の際にはスマホ視聴を前提に設計しましょう。
まずユーザーは必ず最後まで動画広告を視聴するとは限りません。そのため途中で離脱されても伝えたいメッセージが伝わるよう、序盤で伝えたいメッセージを明確にしましょう。
動画の0秒地点の映像はサムネイルとして表示されるため、伝えたい内容を最初に明示するなどは効果的です。そこに「続きを見たくなる工夫」を施すと、ユーザーの興味を惹きつけて長時間の視聴につながりやすくなります。
LINE広告の規定を考慮し、音声設定やサイズなどモバイル環境への最適化も忘れずに。

異なる切り口から複数の動画を制作する

広告配信を効果的な運用につなげていくには、配信後の効果検証で的確にブラッシュアップすることが欠かせません。そのためには配信後の検証を見越し、複数の訴求軸で動画を作り分けることが大切。商品自体・使用感・価格など、切り口を変えることで多角的な分析が可能になり、配信面ごとのフォーマットに応じた動画を用意すれば検証の精度もアップします。
また、動画クリエイティブでは冒頭の1シーン目が視聴継続に大きく影響します。印象的な要素を入れる工夫が必要ですが、その点についても冒頭のみパターンを変えた動画で検証することが効果的です。
なお「Vertical」フォーマットは配信前後で画面比率が変わる点にご注意ください。重要な情報は3:4の領域内に収めることもポイントです。

動画と静止画を分けて管理する

動画クリエイティブは、静止画とは別の広告グループとして入稿することも運用上の大きなポイント。こうすることによってそれぞれのパフォーマンスを個別に分析でき、運用改善がスムーズに進みます。
動画広告ならではの訴求力を活かすためにも、静止画広告とは分けて管理しましょう。

LINE動画広告を配信するなら運用代行へ依頼しよう!

LINE広告は「LINE VOOM」など動画と相性の良い配信面を活用できるのが魅力ですが、効果的な運用には戦略設計やターゲティングに関する深い理解と知見が必要です。
そのため、自社で対応するのが難しいと感じる場合には、プロに運用代行を依頼するのも一つの選択肢。動画クリエイティブの制作はもちろん、ターゲティングの設計から入札調整、効果検証まで幅広く任せられます。
LINE広告を得意とする代理店も多く、実績とノウハウに基づいた提案が受けられる点も魅力。特にLINE認定代理店なら、最新の運用知識やデータの活用面でも心強い存在です。
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今回の記事では、LINE動画広告に関する基本からメリット・デメリット、配信手順、効果的な作成ポイントなどをお伝えしてきました。
ご覧になってお分かりになったかもしれませんが、LINE動画広告で成果の高い運用を行うにはターゲティングのノウハウやクリエイティブの知見など、専門的な知識が必要です。
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