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SNS広告を代理店に任せたい?運用代行のメリットや各SNSの特徴をチェック

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近年SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が普及し、多くの人が日常的にSNSを利用しています。
SNSマーケティングを導入する企業も年々増加し、その市場規模は拡大の傾向に。すでに多くの企業が情報発信やユーザーとのコミュニケーション、SNS広告といった手法で認知度拡大・ブランド醸成を実現しています。

今回は、SNSでのプロモーションを検討している企業のマーケターの方に向けて、SNS広告やSNSマーケティングの概要、人気SNSの特徴、そして代理店への運用代行について解説します。

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【特徴】SNS広告・SNSマーケティングとは

SNSマーケティングとは、InstagramやTwitter、LINEなど人気SNSを活用したデジタルマーケティングの手法です。
情報発信やユーザーとのコミュニケーション、キャンペーン展開を手軽に実現できるほか、商材の認知度を高める、ブランドファンを獲得する、購買行動へ繋げるといったさまざまなアプローチが可能になります。
特にSNS広告は、他のWeb広告に比べて表示形式が自然だったりユーザーの拡散力を活用できたりと、幅広い手法で人気が高まりつつある施策の一つ。

企業の規模にかかわらず、SNSマーケティングで認知拡大、顧客獲得に繋がった成功事例も多く存在しますので後ほどご紹介します。

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【ナゼ?】いまSNSマーケティングが注目されているワケ

※出典:総務省『令和2年通信利用動向調査』

SNSを利用する人であれば、企業のキャンペーン告知を目にしたり、企業アカウントの投稿に注目が集まっている(いわゆるバズっている)状況を目にしたりした経験があるのではないでしょうか。
近年、多くの企業がSNSマーケティングを導入しており、マーケティング手法の中でもその存在感は増すばかりです。ではなぜ、多くの企業がSNSマーケティングを実施するのでしょうか。その理由を解説します。

SNS利用率の高まり

第一の理由として、SNSが幅広い層への日常ツールとして普及しているからです。

2022年に総務省が発表したデータによると、スマートフォンを保有する世帯の割合は年々増えて2021年で約88%。 そしてスマートフォンの保有率が高まるとともに伸びているのが、SNSの利用率です。
SNSを利用する個人の割合は全年齢層で増加しており、全体で見ると約78%。特に13~49歳の各年齢層では80%を超え、「ほとんどの人がSNSを使っている」と言える状況です。
また50歳以上のシニア層の利用率も見逃せません。以前は「SNSは若い世代が使う」といったイメージがありましたが、データを見ると今では50代で80%近く、60代が約70%、70代・80代も多くの人がSNSを利用していることが分かりますし、この数値が年々伸びている点も特筆すべきポイントでしょう。

今やSNSは幅広い年齢層の人々の生活に密着した存在。それは言い換えると、企業にとって幅広い年齢層にリーチできる価値の高いチャネルであるということです。
スマートフォンの普及、SNSの利用率ともに年々伸びていることから、将来的にも利用率は高まり、SNSマーケティングが重要なポジションを担う状況も続いていくことが予想されます。

※出典:総務省『令和3年通信利用動向調査』

情報収集ツールとしてのSNS

再び総務省のデータを見てみると、SNSの利用目的のトップは「知人とのコミュニケーション」ですが、第2位につけているのが「知りたいことについて情報を探すため」。
このことからも分かるとおり、近年SNSは情報収集ツールとしても活用されています。
以前であれば、知りたいことを調べるにはGoogleやYahoo!など検索エンジンを使うことがスタンダードな方法でした。しかしトレンドのトピックスやリアルタイムな盛り上がり、一般ユーザーの口コミなどが容易に検索できるのがSNSのいいところ。気になる話題や情報、商品について、SNS検索で情報収集をする人が増えているのです。
この認知経路の変化が、商品やサービスの購買プロセスに大きな影響を与えていることは想像に難くありません。

これらの背景から、さまざまな企業がSNSマーケティングを重要視する向きになっています。

【メリット】SNSマーケティングを始めるとイイ理由

※出典:総務省『平成30年通信利用動向調査』

SNSマーケティングは低予算でスタートできることが最大の魅力。そのため多くの企業がすでに利用を始めており、時代の流れに乗るならぜひ導入したいところです。
他にも、SNSマーケティングでは以下のような効果が見込めます。

SNSマーケティングのメリット

  • 低予算でスタート可能
  • 商材、企業の認知度向上
  • ブランディングの推進
  • すばやい情報伝達
  • 顧客ロイヤルティを育む
  • 費用対効果が高い

特に次の章でご紹介する人気のSNSは、企業の利用もすべて無料でスタートできます。
各SNSの特徴をつかみ、自社のターゲット層や商材との親和性を見極めてうまく活用していきましょう。

【SNS別】代表的なソーシャルメディアの利用層・特徴など

※出典:総務省『令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要』

利用率の高い、また幅広い年齢層に利用されている人気SNSについて、その概要や特徴をまとめました。

Twitter

Twitterは「ツイート」と呼ばれる短文(全角140字以内)と画像、動画の投稿で情報を発信できるSNSです。
Twitter Japanのツイートによると、国内の月間アクティブユーザー数(アカウント数)は4,500万人超え。(2017年10月時点)全世代における利用率が約42%におよび、特に10代・20代・30代の若年層が多くなっています。

大きな特徴は、「今、起きていること」を共有しやすいリアルタイム性と、爆発的な拡散力を持つこと。匿名性の高いSNSなので趣味・関心で繋がったコミュニティが存在し、話題になっている情報を集めたり、開催中のイベントの感想を実況するといった使い方が人気です。

自分や他人のツイートをシェアする「リツイート機能」や検索性の高さも特徴的です。
SNSマーケティングを行う企業では、拡散性の高さを生かした「フォロー&リツイートキャンペーン」を実施するところが多く見られます。
また、ツイートで作成できるアンケートや、企業名・商材名での検索(いわゆるエゴサーチ)を通し、ユーザーの声を拾っていくことも可能です。商品・サービスが気になっている、または購入したユーザーを見つけたら、さりげない返信で声をかけたり、お礼を伝えたりするとコミュニケーションのきっかけを作ることができます。

一方で、1件あたりの投稿が短文であるがゆえに、ツイートの意図が正しく伝わらない、誤認された情報が拡散されてしまうといったリスクも。伝え方にはじゅうぶんな工夫が必要です。

※参考:Twitter Japan@TwitterJP

Instagram

Instagramは、画像や動画の投稿をメインとするビジュアル特化型のSNSです。
2019年6月時点で国内月間アクティブアカウント数は3,300万を超え※1、総務省が1,500人を対象にした調査※2を見てみると、特に利用率が高い年代は10代・20代・30代で、全年代の約42.3%がインスタグラムを利用。
幅広い年齢層が利用しており、利用者の男女差も年々小さくなっています。

特徴は、ユーザーの興味・関心に合わせてコンテンツを表示する仕組みにあります。
Instagramは自らの価値を「好きと欲しいをつくるプラットフォーム」と打ち出していて、その通り、ユーザーに新しいモノ・コトとの出会いを提供するコンテンツが豊富です。さらに2020年にはアプリ内にショップ機能を備え、商品の検索から購入画面までシームレスに進めるようになったことで、ECサイトを運営する企業にとっては売上に直結するSNSマーケティングが可能になりました。

2020年11月にInstagramが開催したオンラインセミナーでは、「偶発的発見からエンゲージメントまでを創出できることが、ブランドにとっての大きな価値である」と、ビジネスとの親和性が高い点が強調されました。※3その中では、Instagramがユーザーが能動的に好きなものを探す場であること、同じ興味・関心のコミュニティで繋がることから、ブランドや商材との強いエンゲージメントを作り出すことが示され、日本のユーザーが他国に比べて5倍多くハッシュタグ検索を行うことや、ユーザーの40%以上が「興味のあるブランドを発見した場合、プロフィールまで閲覧する」と回答したことが紹介されています。

InstagramはFacebook傘下のため、SNS広告を出稿する場合にFacebookと同様の詳細なターゲティング設定が可能であることも注目ポイントです。

※1 参考:Meta ニュースルーム
※2 参考:総務省『令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 調査結果概要』
※3 参考:Meta for business『好きと欲しいをつくるInstagram』

Facebook

Facebookは、世界最大のユーザー数を誇るSNSです。
日本でのユーザー層は20代・30代・40代が中心。
原則として実名登録制であることから、友人だけでなくビジネスシーンでの交流にも活用されており、信頼性が高いSNSであるとも言えるでしょう。
また年齢・性別・居住地などの属性情報を登録しているユーザーが多いことから、SNSの中でも高いターゲティング精度を誇る点が特徴です。
ターゲティングに基づいた広告を出稿すれば、自社の商品・サービスに潜在的ニーズを持つ多くのユーザーとの出会いが期待できます。

投稿はテキスト(長文も可能)、画像、動画などさまざまなフォーマットに対応しており、自由度の高さが魅力。
国内の利用率こそTwitterやInstagramほどではありませんが、SNS広告の運用や、海外に向けたSNSマーケティングを実施するなら、特に有効性が期待できるSNSです。

LINE

LINEは、主に個人間における連絡・コミュニケーション手段として活用されている、日本最大級のユーザー数を誇るコミュニケーションアプリです。
その特徴はユーザーの多さで、月間アクティブユーザー数は日本人口の約7割にあたる約9,000万人。
年齢・性別を問わず幅広いユーザーから支持されているSNSです。

LINE公式アカウント取得すれば、友だち登録したユーザーに対して最新情報のリリースやクーポンの配信が可能に。最新情報を届けながら繋がりを深めることができます。

またLINEの発表によると、普段スマートフォンでSNSを使用しているユーザーを対象とした調査では、LINE・Twitter・Facebookを合わせたユーザーのうち、41.6%が「LINEのみ使用」と回答しています。
サードパーティーアプリを対象に含めた広告ネットワークも備えているので、LINE広告なら他のSNSではリーチできないユーザーもターゲティングできる点は大きなメリットと言えます。

アプリ内のショッピング機能や、ブログサービスなどさまざまな付加価値を生み出しており、アカウント運用やSNS広告に留まらないアプローチも展開できます。

※参考:LINE for Business

TikTok

TikTokは最長3分の動画投稿に特化したSNSです。
国内での利用率は他のSNSに比べると低いですが、10代・20代のZ世代と呼ばれる層に人気のアプリです。
特徴は、ショートムービーを簡単にアプリ内で加工・編集・投稿できること。
BGMもアプリ内に用意されており、ハッシュタグなどを付けて投稿できます。
動画コンテンツが存在感を増すとともにTikTokもユーザーを増やし、15秒~1分程度の動画が多いことから、隙間時間やちょっとした暇つぶしとして楽しめるツールとしても支持されるようになりました。
特に10代の利用率は50%を超えており、若い世代がターゲットの企業であれば有効なSNSマーケティングが展開できるでしょう。

他のSNSに比べ、SNSマーケティングに活用している企業はまだまだ少ないですが、だからこそ競合他社に埋もれることなく存在感を発揮できる点は大きなメリットです。

またTikTokならではのユニークな文化として「ハッシュタグチャレンジ」があります。
TikTokがいわゆるお題となるハッシュタグを用意し、ユーザーはテーマに沿った動画にハッシュタグを添えて投稿するユーザー参加型コンテンツ。参加者に一体感を生むことや、投稿内容に迷うユーザーでも参加しやすいことから多くのユーザーが参加しており、盛り上がりを見せています。このハッシュタグチャレンジ、企業のSNS広告キャンペーンでも続々と実施されており、企業とユーザーの繋がりをつくることで認知度を高め、ブランドへの愛着を形成することができます。

YouTube

YouTubeは、全世代で高い利用率を誇る世界で最も人気の高い動画配信プラットフォーム。
総務省の調査ではユーザーの約85%がYouTubeを利用しており、10代~40代ではいずれも90%以上にのぼります。
YouTubeではエンタメ系企画から専門的な話題、ゲーム実況までさまざまなテーマの動画が投稿されており、公式チャンネルを開設する企業が増えています。
人気YouTuberやタレントとのタイアップ・コラボレーションを実施する企業も多く、ライブ配信機能を活用して新商品のPRを行うケースも。

ブランドや商品そのものの紹介動画は、投稿してすぐに効果が期待できるものではありませんが、業界の基礎知識を解説したり、商品の使用方法を説明する手段として活用したりすることで、地道なブランディングを進めていくことができます。

またYouTubeはGoogle傘下なので、膨大なデータを活用した広告配信はWeb広告として人気です。

※参考:総務省『令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要』

SNS広告の概要について。掲載場所や商材との相性は?

SNSマーケティングで主流のSNS広告

ひとくちにSNSマーケティングと言っても、その方法はさまざま。
ここではまず、SNSマーケティングの中でも主流であるSNS広告(SNSで配信するWeb広告)について解説します。

SNSでは商品やサービスに関する口コミ、リアルタイムな情報も投稿されていることから、最近ではSNSを情報収集ツールとして利用するユーザーも多く、顧客獲得に欠かせない場となっています。

自然な表示が多い!SNS広告の掲載場所

SNS広告は、SNSのWebページやスマホ用アプリ内に表示されます。
各種さまざまな広告フォーマットが用意されていますが、大きな共通点として挙げられるのが、リスティングに代表される一般的なWeb広告に比べて、より自然に視界に入るような配信面が多いこと。
多くは「広告」「プロモーション」と小さく表示が添えられますが、たとえばTwitterやInstagramにおける投稿形式の広告の場合、一般ユーザーの投稿のように表示されるので、受け入れられやすい傾向があります。
そのため、広告種類によってはあえて“プロっぽくない”クリエイティブにするのも一つ。親近感を抱かせるような投稿は、いかにもな広告クリエイティブよりも倦厭されにくくなります。

詳細なターゲティングが可能

SNS広告では、アカウント情報に紐付いた性別や年齢、居住エリアといったユーザー属性、検索履歴、表示されたものへの反応履歴、趣味・関心といったさまざまな情報から、精度の高いターゲティング設定が可能です。
そのため、商材を必要としている顕在ユーザーへリーチするだけでなく、潜在層にもアプローチすることもできます。

各SNS広告に関するポイント

主なSNS広告の注目ポイントについて押さえておきましょう。

Facebook

実名登録制であり、属性情報を登録しているユーザーも多いので、他のSNSに比べて特に高いターゲティング精度を有する点がポイント。ターゲティングに基づいた広告を出稿すれば、自社の商品・サービスに潜在的ニーズを持つ多くのユーザーとの出会いが期待できます。

Instagram

写真や動画といったビジュアルメインで楽しまれているSNS。そのため、広告でも視覚的に分かりやすい・伝わりやすい商材が向いています。男性よりも女性の利用率がやや高いことから、コスメやファッション、グルメなどのカテゴリーは相性がいいといえるでしょう。

Twitter

SNSの特徴としてもお話ししましたが、情報がどんどん広がっていく拡散力が他のSNSにはない魅力。そのためTwitterでSNSマーケティングを行う企業では、拡散性の高さを生かした「フォロー&リツイートキャンペーン」を実施するところが多く見られます。

LINE

LINE広告の魅力は配信面の多さにあります。アプリ内のトークリストやLINE VOOMといったページだけでなく、LINEマンガやLINE BLOGなどのファミリーサービスにも配信が可能。また新トピックとして、2021年よりYahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)から「LINE NEWS」面に配信できるようになっています。

SNS広告運用を代理店に依頼するメリット

SNS広告は配信期間や予算の設定に融通が利き、低コストからスタートできる点が魅力です。しかしより効果的に運用したい場合、代理店に運用代行を依頼するのがおすすめ。その理由を5つ、ピックアップして説明します。

メリット① 社内の人的リソースの活用領域が広がる

自社で運用しようとする場合、立案から出稿、レポートの作成から成果の検証・改善まで、すべて社内リソースで完結させることに。さらに各種SNSが発信する広告情報のブラッシュアップも欠かせません。運用の実務面を広告代理店に任せれば、社員は本業に集中できますし、余力を他の仕事に回すこともできます。煩雑な工程を外部に預けることで、業務の煩雑化を防げます。

メリット② 代理店のナレッジを活用できる

広告代理店の強みは、豊富な知識と経験です。運用を代行してもらえば、社内にノウハウがなくても困ることはありません。「SNSマーケティングは予期せぬ炎上が不安」といった企業でも、代理店なら予防策やいざという時の対応方法を熟知しています。
プロのスキルに運用を任せられるだけでなく、代理店が蓄積してきたナレッジを共有してもらえることは大きなメリットといえるでしょう。
またSNSによっては、広告実績の優れた代理店に認定パートナーの称号を与える認定制度を設けているメディアがあります。この認定パートナーを取得している代理店の場合、優先的に情報やサポートの提供を受けていますから、最新の知見に基づいた運用が期待できます。

メリット③ 複数のSNS広告に対応してくれる

SNSはプラットフォームごとにユーザー層やトレンドが異なり、ゆえに相性の良い商材や施策にも違いがあります。実際に運用してから判明するケースもあるでしょう。
たとえば「Twitter広告を始めたけれど、運用データを見るとInstagram広告の方が効果が出そう」というケースが発生した場合でも代理店ならスムーズに移行できますし、予算しだいでは並行して依頼することも可能です。

メリット④ SNS広告以外の広告・運用も依頼OK

SNS広告だけでなく、たとえばSNSアカウントを運用したい、他のWeb広告にも出稿したいといった場合、自社でまかなおうとすると一から勉強する必要があります。
代理店ならSNS広告以外の知識も豊富に持ち合わせているので、幅広い可能性を模索することができます。

メリット⑤ 画像や動画、LPなどクリエイティブ制作も頼れる

SNS広告の出稿には、掲載する画像や動画、広告からのリンク先となるLPといったクリエイティブが必要です。運用代行に加えてクリエイティブ制作も依頼できる代理店であれば、立案から出稿までスムーズに進められます。

SNS広告の運用、代理店に任せる場合の費用は?

運用手数料について

SNS広告に限らずWeb広告全般の一般的な相場としてお話しします。代理店に支払う運用手数料は、広告費用の20%が相場と言われています。たとえば、広告費が100万円ならば運用手数料は20万円。500万円ならば100万円といった具合ですね。

例)広告費が500万円の場合
広告費500万円 + 運用手数料100万円 = 代理店への支払額600万円

ただし、月々の予算が少ない場合、特にひと月の広告費用が25万円を下回るケースに置いては、固定金額制(定額制)が採用される傾向にあります。これは一律で「手数料は広告費の○○%」と設定していると、小規模な案件では代理店側の採算が取れないためです。

初期費用が必要な場合も

代理店の方針や契約金額によっては、月々の手数料以外に初期費用が適用されることがあります。初期費用とは、SNS広告運用に必要なアカウントの設定作業に関連する費用。アカウント作成やキャンペーン設定、広告グループの作成といった作業への対価です。特に月々の広告費が少額のケース(おおよそ25万円以下)では、初期費用を設定する代理店が多く見られます。

手数料の定率や料金体系は代理店(またはプラン)によって異なりますから、契約前にしっかり確認しましょう。

SNS広告運用で代理店を選ぶ際のポイント

代理店選びのポイント① 【評価】代理店の実績・得意な業種

代理店や運用担当者にはそれぞれ得意な広告媒体があります。SNS広告に力を入れていきたいということであれば、SNS広告で実績のある代理店を吟味しましょう。
さらに、同業種の経験があるかどうかも大事なポイント。業界のことをよく知る代理店の方が、よりフィットした施策を提案してくれるはずです。

代理店選びのポイント② 【費用】運用手数料の設定

先ほど費用についてお伝えしましたが、特に運用手数料は月々にかかる費用です。しっかり確認して起きましょう。

代理店選びのポイント③ 【費用】最低出稿金額の有無

特に料金設定が定率型の広告代理店の場合、「ひと月あたり○○万円以上の広告を出稿してください」と、最低出稿金額を設けているところがあります。この最低出稿金額が予算と合わない場合は、別の代理店を探すことになります。

代理店選びのポイント④ 【組織体制】他の施策も任せられる?

SNS広告以外にもWebマーケティングを展開していきたい場合、代理店が対応できる組織体制かどうかは重要です。リスティング広告やクリエイティブの制作、SNS広告と他媒体をかけ合わせた施策の実績なども選定ポイントに入れておきましょう。

代理店選びのポイント⑤ 【人材】担当者のスキル/相性

SNS広告運用の成功のカギを握るのは、代理店の知名度よりも、運用担当者、または窓口となる営業担当者のスキルにかかっています。広告代理店選びの際には、担当者自身がどの程度の経験・実績を持つか確認しましょう。
またレスポンスが早い、知識が多いといった客観的な評価だけでなく、あなた自身が「一緒に仕事がしたい」と感じる相手を探すのが何よりです。
自社にじっくり向き合ってもらうためにも、運用担当者が案件を抱えすぎていないか、スムーズに仕事ができる環境かどうかのチェックもお忘れなく。

その他、主なSNSマーケティング方法をご紹介

SNS広告の他に、SNSマーケティングでどういった手法があるのか見ていきましょう。

SNSアカウント運用

SNSに企業のアカウントを設置し、情報発信やユーザーとのコミュニケーションを展開する方法。ブランディングや顧客ロイヤルティの醸成に役立ちます。
SNSアカウント運用の大きな魅力は、返信機能などから双方向のコミュニケーションに繋がりやすく、ユーザーにとって企業や商品に愛着を抱くきっかけをつくれるところ。
時にはユーザーから商品やサービスに関する質問コメントが届くこともあります。電話やメールによる相談窓口とは違う、より親近感のある顧客接点として機能できればブランド力を高めていけるでしょう。

SNSキャンペーン

認知度や集客数を高めるために、SNS上でユーザー参加型のイベントを実施する方法です。

企画の内容としては、

  • 特定のハッシュタグを設ける
  • 自社商品の感想、写真や動画の投稿を募る
  • 「○○に関するあるあるといえば?」など大喜利形式のコンテストを開催する

……というように投稿を促すもので、話題性をつくることができます。
いずれも商品プレゼントやクーポンの付与などユーザーへのリターンを設けることが多く、ポジティブなイメージを構築しやすい点がメリット。Twitterの「フォロー&リツイートキャンペーン」や、TikTokの「ハッシュタグチャレンジ」などが該当します。
なお、多くのユーザーに参加してもらうには、高額なリターンを少数用意するよりも、低価格でも当選確率が高そうな内容にするのがおすすめ。「自分にも当たるかも!」と思ってもらうことで、よりたくさんの人が気軽に参加してくれるようになります。

インフルエンサーマーケティング

それぞれのSNSには「インフルエンサー」と呼ばれる、多くのファンやフォロワーを持つアカウント(人物)が存在します。「人気ユーチューバー」「人気インスタグラマー」といった呼び名を耳にしたことがある人も多いでしょう。
インフルエンサーマーケティングとは、企業がインフルエンサーを起用し、その影響力をマーケティングに活用する手法のことです。

たとえば、チャンネル登録者数が多い人気ユーチューバーにサービスを使ってもらい、感想を交えた紹介動画を配信してもらう、フォロワーの多い人気インスタグラマーとコラボレーションして商品を開発するといった事例があります。
インフルエンサーは多い人で数百万人のフォロワー・ファンを抱えているので、その影響力は絶大。さらにユーザーは興味を持って商材に触れることになるので、認知度を高めたい場合に有効です。

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングとは、主にSNSを通じてユーザーの声を収集・分析する手法です。
たとえば、Twitterで自社の商品名で検索してみる、Instagramでどのようなハッシュタグを付けて投稿されているか確認するなどの方法があります。

メリットは、企業主導で行うアンケートやNPS調査と異なり、ユーザーが自主的に発信した感想や意見を拾い上げられること。「対企業」への回答では洗い出せない、隠れた本音を見つけることができます。
ソーシャルリスニングで得られた課題やニーズは、新商品の開発やサービスの改善に役立てるべき生の声です。VOC活動(Voice of Customer)の一環として、ぜひ実施していきましょう。

【留意点】SNSマーケティング実施にあたって意識すべきポイント

企業にとって魅力の多いSNSマーケティングですが、運用するにあたって留意しておきたい点もあります。

高いリテラシーで運用する

SNSマーケティングの成功はリテラシーの高さにかかっていると言っても過言ではありません。SNSは拡散力の高さが魅力ですが、その分、否定的なイメージも広がるのは一瞬。いわゆる「炎上」を招かないためにも、投稿内容は慎重に検討する必要があります。

炎上のきっかけとしてよく見られるのが

  • 差別的、政治的内容を含むコメント
  • 社会通念とズレた思考に基づくコメント
  • 公式アカウント担当者の誤操作(個人アカウントと間違えて投稿)
  • 従業員やアルバイトによる不適切な言動の投稿

……などです。
一度炎上してしまうと企業イメージは大きな打撃を受け、信頼やファンを失うことに。
SNSマーケティングを実践するならば、規模や認知度に関わらず高いリテラシーをもって運用しましょう。
炎上を予防するには、担当者(発信者)のリテラシー教育はもちろん、運用ポリシーを明確し、社内のチェック体制も整えておく必要があります。

また、炎上や風評被害が発生した時には、すばやく適切な対応を示すことがいちばんの解決策。あらかじめマニュアルや対応策を準備しておくことをおすすめします。

丁寧な発信と反応を徹底する

双方向のコミュニケーションを可能とするSNSは、企業とユーザーの心理的距離が近い場所といえます。つまり、企業側が多数に向けて発信した情報でも、個人ユーザーは「自分が受け取った情報」として捉えるということ。さらにユーザーとの交流の様子は他のユーザーの目にも触れます。
炎上予防策にも通じますが、SNSを通じた交流は、顔の見える接客とは異なる部分で繊細な配慮が必要であると心得ましょう。

継続的な運用を見込む

SNSマーケティングはすぐに成果に繋がるものではありません。長い目で運用する姿勢が必要です。
たとえばSNSアカウントを通じてファンを獲得していくには、興味を誘う内容やクリエイティブを発信すること、ユーザーと交流を図って関係性を深めていくことがカギになります。
同じような投稿内容が続けばユーザーは飽きて離れることが考えられますし、かといって投稿頻度が低いと注目を集めにくくなってしまうでしょう。ユーザーへのレスポンスも、リアルタイム性が損なわれると機会喪失のきっかけになってしまいます。

SNSの運用は、結果を分析・検証して次の施策を練り、PDCAを回していくことが不可欠。
専任者を置く・担当チームを設けるなど、即時対応可能な体制、かつ継続的運用を見込んだ社内リソースを確保することが理想です。難しい場合は、運用を代行してくれる広告代理店への外注を視野に入れてもよいでしょう。

【成功事例】SNSマーケティングの成功事例をご紹介

森永製菓株式会社

SNSキャンペーン
森永製菓がTwitterで運営する公式アカウントの一つ「森永チョコレート」で、2019年に実施されたSNSキャンペーン「ベイクを買わない理由 100円買取キャンペーン」。焼きチョコ菓子「ベイク」の売れ行きが低迷していることを逆手にとり、「ベイクを買わない理由を投稿すれば、その理由をAmazonギフト券100円で買い取りします」とプレゼントキャンペーンを打ち出しました。
自虐ネタという面白さがベイクを買う人・買わない人両方を巻き込んで大きな話題を呼び、開始からわずか1日で4万件のコメントが集まることに。ベイクを久しく買っていなかったユーザーにも、存在を喚起するきっかけとなったことでしょう。
その後、ベイクは集まったユーザーの意見を元に商品を改善しリニューアル発売しています。

参考:森永製菓株式会社
森永製菓株式会社『ベイク、復活!』

有限会社防災防犯ダイレクト

SNS広告
防災防犯ダイレクトは、防災のプロが厳選した避難セットや防災用品を販売する防災グッズの専門店。防災グッズが詰め込まれた非常持出袋の認知度拡大を図り、Instagram広告を展開しました。
ユーザーレビューで多く見られた要素を反映し、スタイリッシュなデザインがインテリアになじむ様子や、セット商品の紹介画像を掲載したクリエイティブを作成。さらにターゲティングを調整したことで、顧客獲得単価と広告コストの削減、コンバージョン率の大幅アップを実現しました。

参考:Meta for Business

株式会社ジョイフル

インフルエンサーマーケティング
ファミリーレストラン「ジョイフル」を展開する株式会社ジョイフルでは、2021年より人気YouTuberであるヒカルさんとのコラボレーションメニューを提供。
第1弾「ヒカル考案 冗談抜きで旨いハンバーグ」「ヒカル考案 冗談抜きで旨いハンバーグ&えびフライ」は、販売開始から約1週間で累計販売数20万食の売上を記録。さらに第2弾「ヒカル考案 冗談抜きで旨いおかんの唐揚げ」も発売し、2022年3月には累計販売数300万食を突破する大ヒットシリーズとなりました。
共同開発に対する両者の熱意、味へのこだわりを伝えるWebサイトや、コラボ動画の公開などにより、大きな話題を集めたこの企画は、インフルエンサーマーケティングにおける大成功の一例と言えます。

参考:ジョイフル『ヒカル考案 冗談抜きで旨いおかんの唐揚げ 開発してみた!!!!!!!!』

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消費者行動の変化とともに、SNSを活用した情報発信は成果を上げるための有効手段となっています。ですがその反面、取り組んでみたものの運用方法などが分からず、思うような成果を上げられていない企業が存在することも事実です。もし、自社内での運用が厳しそう、でもSNSマーケティングを始めたいとお考えなら、広告代理店への外注を検討されてみてはいかがでしょうか。

私たちイルグルムが提供する「アドフープ」は、広告主様と広告代理店をつなぐマーケティング特化型マッチングプラットフォーム。広告主様のご利用は完全無料です。
強い実績や得意分野を持つ多数の代理店が加盟しており、広告主様は簡単なステップで希望条件にマッチする広告代理店が見つかります。

もちろん、SNS広告運用で実績を持つ代理店も多数。
ご登録なしで閲覧可能な「代理店一覧」をご覧いただければ、各社得意な広告領域・実績・制作体制といった項目の他、各種媒体からの認定、取り扱いサービスなどをコンパクトにまとめてご紹介。キーワード別でタグ検索も可能です。

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  • プロに任せて迅速な成果を期待したい

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