リスティング広告のCVR(コンバージョン率)低下の原因と改善方法を解説。運用代行おすすめ[3社]もご紹介
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GoogleやYahoo!など、検索エンジンの検索結果画面に表示されるリスティング広告(検索連動型広告)。
明確なニーズを持った顕在層にリーチしやすく、コンバージョンに繋がりやすいこと。
また低予算から出稿可能なことから、Webマーケティングを行う企業の多くが導入しています。
しかし運用を続けていて、「いまいち成果が上がらない」「期待したほどコンバージョンが獲得できない」といった事態に陥ることも少なくありません。
そんなときは、コンバージョン率(CVR)に着目しながら配信内容や設定を改善することが大切です。
今回は、リスティング広告運用で欠かせないCVRの考え方、低下の原因、改善方法などを解説します。
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目次
コンバージョン率(CVR)とは:成果の割合を示す指標
コンバージョン(CV)とは
Webマーケティングにおけるコンバージョンとは「成果」「目的」を意味する指標です。リスティング広告の場合、広告を出稿する側から見て、ユーザーに期待するアクションが起きた状態のことをいいます。
コンバージョンの内容は「購入」「問い合わせ」「会員登録」「資料請求」「イベント申し込み」などさまざま。コンバージョンが必ずしも売り上げに直結する内容とは限らず、具体的にどういったユーザーのアクションをコンバージョンとして設定するかは、リスティング広告の目的や用途、フェーズによって異なります。
コンバージョン率(CVR)とは
コンバージョン率とは「Conversion Rate」の略で、リスティング広告の場合、広告をクリックしたユーザーがCVに至った割合を指します。CVRは、コンバージョンが成立した数を全クリック数で割ることで算出できます。
CVRの計算式
CVR=CV数÷訪問数(広告のクリック数)×100
CVRはリスティング広告の費用対効果を見る重要な指標の一つ。たとえば、あるリスティング広告のCV数が100だったとして、広告が1,000回表示されたときのCV数100(=CVR10%)と、広告が10,000回表示されたときのCV数100(=CVR1%)では獲得効率が違いますよね。
どれだけCV数が多くても、CVRが低いと効率の良いリスティング広告であるとはいえず、リスティング広告を運用していくうえでCVRの改善は欠かせません。
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リスティング広告におけるCVRの目安
リスティング広告を運用していると、「CVRはどれくらいで設定するのが適切か」といった疑問に行きあたることがよくあります。そこで、アメリカのWeb広告業界でメジャーなWordStream社が2023年度に調査したCVRのデータを見てみましょう。業界ごとの平均コンバージョン率は以下のとおりです。
- アパレル/ファッション&ジュエリー……1.57%
- 美容・パーソナルケア……8.16%
- 不動産……2.88%
- 人材(キャリアと就職)……3.11%
- 金融・保険……4.11%
- BtoB(ビジネスサービス)……4.94%
同じ業界でも業種や商品・サービスによって、リスティング広告を出稿するキーワードやコンバージョン設定は異なり、必然的にCVRは変わってきます。そのため、一般的なCVRを目標の目安とすることはおすすめしません。ただし業界ごとの参考数値として検討材料とし、ここから自社にとって適切なCVRの目標値を設定しましょう。
参照サイト:https://www.wordstream.com/blog/ws/2023/05/15/google-ads-benchmarks
コンバージョン率(CVR)低下の原因とは
CVRが低下する要因はいくつかありますが、CV前にユーザーが離脱してしまう要因としては主に以下のようなものが挙げられます。
CVR低下の要因①検索語句がターゲット層にマッチしていない
検索キーワードの設定がうまくいっておらず、ターゲット外からのクリックが増加するケースはよく起こります。
CVR低下の要因②広告文が見込み顧客にとって魅力的ではない
たとえ検索キーワードの設定がハマっていたとしても、広告文がターゲットに刺さらなければ広告をクリックしてもらうことは難しくなります。ターゲットを取りこぼすと、どうしてもCVRは低下してしまいます。
CVR低下の要因③ランディングページ(LP)で情報が伝わっていない
CVR低下の要因としては、広告で興味を持ったにもかかわらず、遷移した先のLPで商品・サービスの価値が伝わっていないこともよくあります。
もしこれらの要因に思い当たることがあるなら、見直すことで、ユーザーの離脱防止に繋げていきましょう。次の章では、具体的な方法を解説します。
コンバージョン率(CVR)を上げる具体的な改善方法6つ
リスティング広告の成果を上げるために取り組むべき方法について、優先度の高いもの、効果が出やすいものをまとめました。
CVR向上の改善法①除外キーワードの設定
除外キーワードとは、特定の語句を広告の表示対象から外すように設定する項目です。
これまでの配信成果を確認し、競合名や意図しない語句など、CVに繋がっていない語句がないか確認しましょう。たとえば、高級感を売りにしているのに「激安」「わけあり」と検索したユーザーに広告表示されてしまっているなら、「激安」「わけあり」を除外キーワードとして設定します。
CVR向上の改善法②キーワードの見直し
CVに直結しやすいキーワードの配信比率を上げ、CVRの低いキーワードを停止しましょう。
CVに直結しやすい語句とは、ニーズが顕在化した具体性の高い語句です。たとえば女性向けネイルサロンだと「ネイルサロン」よりも「ネイルサロン 新宿」や「ネイルサロン 完全個室」の方が具体性が高く、意欲の高いユーザーにアプローチできます。本来届けたいターゲット層に、適切に表示されるよう、キーワードを練り直しましょう。
CVR向上の改善法③広告文の見直し
リスティング広告で狙ったターゲットを惹きつけるには、「あなたが求めている情報がここにありますよ」とひと目で分かるコピーが重要です。そのためには、検索意図と広告文を一致させることが必須。検索キーワードで採用している語句を、広告文でも積極的に使っていきましょう。
CVR向上の改善法④LPの見直し
LPでは、ファーストビューに魅力がないとユーザーの多くが離脱するといわれています。ファーストビューとは、はじめに目にする画面のこと。どんな商材の紹介で、どういった人におすすめなのか。LPをどんどん読み進めてもらうためにも、ファーストビューは特に力を入れて制作しましょう。
CVR向上の改善法⑤申し込みフォームの改善
資料請求や問い合わせ、商品購入など、CV達成に必要な申し込みフォームの最適化を図りましょう。
LPやWebサイト訪問者のうち、申し込みフォームに到達するユーザーは限られ、だからこそ申し込みフォームでの離脱、取りこぼしは大きな痛手となります。ストレスなくスムーズに入力できるフォームとなっているか、自分がユーザーになったつもりで見直してみましょう。
CVR向上の改善法⑥ターゲットや日時などの配信設定を見直す
出稿する曜日や時間帯を再考してみましょう。
たとえば、ターゲットが会社勤めの男性であれば平日朝・夕の通勤時間、主婦層なら家事が落ち着くお昼過ぎから夕方の時間帯など、リーチしたい層の生活リズムから配信日時を絞り込むことも、広告を効率よく運用するのに有効です。
やり方が分からない? 分析・改善に困ったらプロへの外注もご検討を
今回ご紹介した以外でも、CVR改善のために確認・改善すべきポイントはたくさんあります。またこれまでにもお伝えしたように、各社、各施策でCVポイントの設定が異なるように、改善の際に優先すべきポイントもさまざまです。
コンバージョン率の改善に困ったら、プロに相談・依頼することを検討してみてはいかがでしょうか。
アドフープおすすめ! リスティング広告の運用に強い広告代理店3社
私たちイルグルムが提供するWebマーケティング領域に特化したマッチングプラットフォーム「アドフープ」に加盟する広告代理店(代理店一覧掲載中)の中でも、特にリスティング広告の運用代行に強い企業を【厳選3社】ご紹介します。
株式会社D2C R(ディーツーシーアール)
株式会社D2C R(ディーツーシーアール)の強み・特徴
Web広告の運用支援実績は延べ1,300社以上。NTTドコモと電通が共同出資する会社のグループ企業です。ドコモデータを中心に1stPartyDataの活用を強みとし、リスティング・SNS・動画・アフィリエイトといったWeb広告の運用に加え、 LPやクリエイティブを自社制作でご提供。「ともに成長をつくる。」というミッションを掲げ、伴走型のマーケティングサービスを展開しています。運用メディアごとに担当者を分けているため、媒体特性を完全に理解した運用を行うことができるほか、オンオフ統合施策のご提案まで一気通貫での支援も期待できます。
「株式会社D2C R(ディーツーシーアール)」の企業詳細をみる
株式会社Five(ファイブ)
株式会社Five(ファイブ)の強み・特徴
月額10万円から広告運用をスタートできる広告代理店です。少数精鋭という強みを活かし、どこよりもスピーディーかつ柔軟な対応が可能です。広告やLP制作などの制作業務から広告の運用分析までのプロモーション業務を一気通貫で支援し、クライアント様の集客成功に向けて併走します。得意業種はBtoBリード獲得、店舗集客(サロン・ジムなど)、インストラクター資格講座のリード獲得、美容、教育(大学など)、エンタメ(Bリーグ・音楽フェスなど)、その他LP制作や広告運用の実績が多数ございます。
株式会社オーリーズ
株式会社オーリーズの強み・特徴
機動力×多彩な手法を強みに、運用型広告を中心としたマーケティング支援を行う広告代理店です。
機動力×多彩な手法を強みに、運用型広告を中心としたマーケティング支援を行う広告代理店です。同社の特徴として「顧客責任者=運用責任者」による非分業制と、1人あたり4社までの担当社数の制限ルール、NPS(顧客ロイヤルティ)によるスタッフ評価が挙げられます。これらをベースにした支援体制により、クライアント様1社ずつと深く向き合い、迅速かつ高濃度な支援を実現。創業時から提供してきた広告運用のインハウス支援サービス、ナレッジをもとに構築されたBtoB特化の広告運用など、多数の企業様のマーケティング投資効率と組織アジリティの向上に貢献しています。
まだまだ他にも!リスティング広告運用で実績のある会社
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