X広告(旧Twitter広告)の費用相場は? 運用・入札にかかる費用の目安やおすすめ代理店[5社]ご紹介
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人々の日常生活になじんだ各種SNSの中でも、国内有数のユーザー数を誇るX(旧Twitter)。Xの情報拡散性やリアルタイム性を利用してX広告(旧Twitter広告)を上手に運用すれば、多くのユーザーに情報を届けることができます。
今回は、これからX広告(旧Twitter広告)を始めようと検討中の方に向けて、必要な予算や費用相場、課金形式、運用のコツなどをまとめて解説。後半ではX広告(旧Twitter広告)の運用代行に強いおすすめ広告代理店をご紹介します。
目次
X広告(旧Twitter広告)とは
SNSとしてのX(旧Twitter)
主要SNSの一つであるX(旧Twitter)の日本における月間アクティブユーザー数は、X広告媒体資料によると約6,700万人(2023年1月1日〜2023年12月31日の平均値)。
ユーザーの年齢層は幅広く、総務省データでは20代での利用率が約78.8%と全世代で最も高く、次いで30代が約55.5%、10代が54.3%と半数以上を示しています。加えて40代でも約44.5%、50代でも約31.6%と高い利用率であることから、幅広い世代のユーザーから広く利用されているといえます。
X(旧Twitter)の大きな特徴は「今、起きていること」を共有しやすいリアルタイム性と、ツイートをシェアする「リツイート機能」による拡散力です。匿名性の高いSNSゆえに趣味・関心で繋がったコミュニティが存在し、話題の情報を集めたり、イベントの感想を実況するといった使い方が人気。そのため企業の広告配信やPRにも多く利用されています。
※ 参考:https://twitter.app.box.com/s/z5warfnvwmelgvbqgoqds6kdvrbdslec
※ 参考:https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf
X広告(旧Twitter広告)の特徴
X広告(旧Twitter広告)は、他のSNS広告同様にユーザーデータや行動履歴にもとづいた詳細なターゲティングが魅力。
特に情報の拡散性や趣味・関心に由来する情報コミュニティの存在といった特性から、ユーザーの嗜好に対するターゲティング精度が高く、強力なアプローチを可能にする点が大きなメリットです。
X広告(旧Twitter広告)の種類
X広告(旧Twitter広告)で現在よく活用される4つの種類を解説します。
プロモ広告
ユーザーのタイムライン上に表示するポスト形式(ツイート形式)の広告です。
ユーザーがフォローしているアカウントのポストに並んで表示されるため、より自然にアプローチできるのが特徴。通常のポスト同様、ユーザーはリポストやいいね、リプライのアクションを起こすことができるので、反応やリアルな声を得やすく、拡散も期待できます。
テイクオーバー
タイムラインや[話題を検索]タブの目立つ位置に、独占的に広告を表示できます。
買取型の固定枠で、1日にわたって占有表示できることが特徴。表示する位置によって「タイムラインテイクオーバー」「トレンドテイクオーバー」「トレンドテイクオーバープラス」の3種類があります。
Amplify
X(旧Twitter)と提携を結んだコンテンツパートナーの動画において、動画の再生前後にCMのような形で広告動画を流す機能です。
コンテンツパートナーが配信する動画配信サイトで動画の再生前に広告を表示する「Amplifyプレロール」、Twitter社と提携を結ぶ企業とタイアップ広告を制作する「Amplifyスポンサーシップ」の2種類があります。
Xライブ
ストリーミング機能を使い、ライブ動画広告を配信できます。
イベント性の高い広告としてターゲットにアプローチできるほか、閲覧者とのリアルタイムなコミュニケーションもライブならでは。事前告知しておいて配信するのがオーソドックスな手法です。
X広告(旧Twitter広告)の費用相場。成果を出すには最低月10万円から
X広告(旧Twitter広告)に広告が掲載されるかどうかは、広告種類ごとのオークションで決まります。広告にかける「総予算」と「1日の上限予算金額」を設定でき、設定金額以上が課金されることはありません。また最低利用額の設定がないため、予算が少額からでも始められます。
とはいえ、成果を出すには月10万円以上の予算を確保したいところ。X広告(旧Twitter広告)の運用で大事なのは、PDCAを回して広告をブラッシュアップしていくことです。クリエイティブを見直し、出稿先や入札額を調整しながら運用していくことを考えると、最低でも月10万円ほどかかるとみておきましょう。
X広告(旧Twitter広告)の課金形式それぞれの費用相場
X広告(旧Twitter広告)の料金は、事前に設定した「ユーザーのアクション」ごとに費用が発生する仕組みになっています。課金形式は以下の6通りがあります。
CPC:クリック課金型
ユーザーが広告をクリックした回数に応じて広告費用が発生する課金形式です。
費用相場はクリック1回あたり24~200円程度といわれています。
CPM:インプレッション課金型
CPMとは「Cost Per Mille」の略で、広告が1,000回(=Mille)表示されるごとに費用が発生する仕組みです。
費用相場は広告表示1,000回あたり400~650円程度といわれています。
CPF:フォロー課金型
フォロワーを1人獲得するごとに費用が発生する仕組みです。
費用相場はフォロワー1人ごとに40~100円程度と言われています。
CPE:エンゲージメント課金型
ユーザーが「いいね」や「リポスト」などの反応を起こすと費用が発生する仕組みです。
費用相場は1エンゲージメントあたり40~100円程度と言われています。
CPI:アプリインストール課金型
アプリのインストールやアプリを起動するなどのアクションにより費用が発生する仕組みです。
費用相場は決められたアクション1回達成ごとに100~250円程度と言われています。
CPV:再生数課金型(動画再生課金型)
広告動画が再生されると費用が発生する仕組みです。
費用相場は1回あたり5~20円程度と言われています。
初心者でも簡単。出稿サポート「プロモート機能」について
プロモート機能とは、予算配分や広告種類について考える手間を省き、広告掲載をより簡単にしてくれる機能です。煩雑なカスタマイズや運用作業が難しい運用初心者や、配信の手応えを確認したい場合に頼もしい。
X広告(旧Twitter広告)にはクイックプロモートとオートプロモートがあります。
クイックプロモート
すでに投稿したポストからいずれかを指定することで、広告を簡単に作成できる機能です。ターゲティング設定は自動で行われ、簡単に出稿できます。
X(旧Twitter)のProアカウントがあれば、費用は5,000~500,000円の範囲で設定できます。
オートプロモート
すでに投稿したポストからX(旧Twitter)側が自動でプロモーションし、最適なユーザーに対して継続的に広告を表示する機能です。
月額9,900円で利用できます。
X広告(旧Twitter広告)の入札方式
X広告(旧Twitter広告)で広告を掲載するためには、オークションで権利を落札する必要があり、オークションは広告キャンペーンで設定したターゲティング条件ごとに実施されます。
X広告(旧Twitter広告)の入札方式は次の3通り。
自動入札
すべてのキャンペーンで利用可能な入札方式です。
設定した予算に合わせて入札額が自動で最適化されるので、運用に慣れていない人でも簡単に利用可能。ただし詳細な設定を行いたい場合は、別の入札方法がおすすめです。
上限入札単価
広告のクリックや動画再生など、課金対象になるアクションごとに最大予算を設定する入札方式です。
複数の広告種類を出稿したい場合、それぞれに対する予算を細かく調整できる点がメリットです。
目標入札単価
フォロワー数アップやコンバージョンなど、出稿目的別で支払ってもよい入札額を指定する入札方式。指定すると、目標額以内で最大の成果が出せるように広告キャンペーンの入札額が最適化されます。
設定予算内に収まるので、予算管理がしやすい点がメリットです。
X広告(旧Twitter広告)の運用で費用対効果を上げるコツ
X広告(旧Twitter広告)の効果を最大化するためにできることを簡潔にまとめました。
「思ったほど成果が出ない」というときのご参考に。
出稿の目的・ターゲットを明確にする
あなたの会社はなぜX広告(旧Twitter広告)の運用を始めたのでしょうか? 情報を届けたいユーザーはどんな人でしょうか? X広告(旧Twitter広告)には豊富なメニューが用意されていますが、リーチしたい相手に届かなければ意味がありません。ターゲティング設定が適切か、ターゲット層に刺さるクリエイティブになっているか、効果測定を行いながらPDCAを回していくことが大切です。
品質スコアを上げる
品質スコアは広告の品質を示す指標のことです。X広告(旧Twitter広告)では「共感度(ユーザーの反応)」「関連性(広告内容とオーディエンスの興味関心について)」「リーセンシー(最新の話題か)」の3点から考慮されます。
品質スコアはオークション時、入札額とまとめて「広告スコア」として利用され、スコアを上げるほど表示順位を高められ、入札単価が多少低くても広告が配信されるため費用対効果の高い広告運用が可能です。
自動入札を利用する
落札相場を見誤り、不必要に高い予算設定をしている可能性はありませんか。入札額に迷うようであれば、いちど自動入札を利用してみましょう。自動入札では、予算範囲内の最も低い金額で、より高い効果が得られるように入札額が調整されます。
落札結果からある程度の相場を把握できれば、出稿予算も検討しやすくなるでしょう。
自社運用(インハウス)が難しいなら広告代理店に任せる
X広告(旧Twitter広告)で大きな成果を狙うなら、ここでご紹介した「3つのコツ」に関するノウハウはもちろん、マーケティング全般の知識を身に付けることが不可欠。
戦略設計・運用・分析までを自社で実行する場合、人材育成も含めて莫大な費用と時間を要するため、状況によっては広告代理店に運用業務を委託する方が早く成果を手にできます。
「X広告の運用を始めたいけれど、自社リソースにそこまで余裕がない」という場合、広告代理店への外注を検討されることをおすすめします。
X広告(旧Twitter広告)に強い! おすすめ広告代理店5社ご紹介
私たちイルグルムが提供するWebマーケティング領域に特化したマッチングプラットフォーム「アドフープ」に加盟する広告代理店(代理店一覧掲載中)の中でも、X広告(旧Twitter広告)の運用代行に強い企業を厳選5社ご紹介します!
株式会社イーエムネットジャパン
株式会社イーエムネットジャパンの強み・特徴
運用型広告に強い代理店として、業界問わず数千社の実績を持つ広告代理店です。担当者専任制を基本とし、そのスタッフ全員がWeb広告媒体の認定試験の合格者。2021年にソフトバンク(株)のグループ会社となり、Yahoo!やLINEの膨大なデータを活用した分析・運用の取り組みを展開中です。Yahoo!やGoogle、Twitterなど各広告媒体のセールスパートナー認定を取得済み。社内にバナー、LP、動画の制作部隊があり、精度の高い広告クリエイティブで戦略立案から成果最大化に向けたPDCAをシームレスに実現している点も心強い。
株式会社D2C R(ディーツーシーアール)
株式会社D2C R(ディーツーシーアール)の強み・特徴
Web広告の運用支援実績は延べ1,300社以上。NTTドコモと電通が共同出資する会社のグループ企業です。ドコモデータを中心に1stPartyDataの活用を強みとし、リスティング・SNS・動画・アフィリエイトといったWeb広告の運用に加え、 LPやクリエイティブを自社制作でご提供。「ともに成長をつくる。」というミッションを掲げ、伴走型のマーケティングサービスを展開しています。運用メディアごとに担当者を分けているため、媒体特性を完全に理解した運用を行うことができるほか、オンオフ統合施策のご提案まで一気通貫での支援も期待できます。
「株式会社D2C R(ディーツーシーアール)」の企業詳細をみる
株式会社オーリーズ
株式会社オーリーズの強み・特徴
2024年度Criteo認定パートナー【ブロンズ】認定。
機動力×多彩な手法を強みに、運用型広告を中心としたマーケティング支援を行う広告代理店です。同社の特徴として「顧客責任者=運用責任者」による非分業制と、1人あたり4社までの担当社数の制限ルール、NPS(顧客ロイヤルティ)によるスタッフ評価が挙げられます。これらをベースにした支援体制により、クライアント様1社ずつと深く向き合い、迅速かつ高濃度な支援を実現。創業時から提供してきた広告運用のインハウス支援サービス、ナレッジをもとに構築されたBtoB特化の広告運用など、多数の企業様のマーケティング投資効率と組織アジリティの向上に貢献しています。
ブルースクレイ・ジャパン株式会社
ブルースクレイ・ジャパン株式会社の強み・特徴
Webマーケティングで全米No.1の実績を持つBruce Clay Inc.の日本支社。SEOやインターネット広告を利用した集客周りの改善を得意とし、Web収益の改善を中心に置いた戦略設計に定評があります。集客からコンバージョンまで一貫したサービスを取り扱っていることで、顧客の幅広い悩みに対応できるのが強み。広告運用、クリエイティブ、SEOコンサルタントなどの部分最適化サービスから、全体最適化をサポートするコンサルティングサービスまで相談可能です。
株式会社Lifunext(ライフネクスト)
株式会社Lifunext(ライフネクスト)の強み・特徴
大手代理店出身の経験者を中心に運営する代理店です。データに基づいた効果的なクリエイティブの提供を得意とし、デジタルマーケティング全般をサポート。さまざまなメディア・ツールから顧客企業にとって最適な組み合わせを提案、運用します。小規模代理店ならではの一歩踏み込んだ取り組みで、他社からのリプレイス後の改善実績95%、平均CPA改善率73%。Google、Facebook、LINEなど各種媒体とパートナー契約・代理店契約を締結しており、サービスの特性に合わせた広告プランニング・運用を実行が受けられます。
「株式会社Lifunext(ライフネクスト)」の企業詳細をみる
まだまだ他にも! SNS広告運用で実績のある会社
今回ご紹介した以外にも、アドフープにはSNS広告の運用代行を手がける代理店やデジタルマーケティング支援企業が多数加盟中。
下記のリンクから一覧でご覧いただけます。
たくさんあって選べない? アドフープなら相性の良い広告代理店が見つかります
広告主と広告代理店のマッチングサービス「アドフープ」
X広告(旧Twitter広告)などSNS広告の依頼先を探すときには、候補を複数挙げて比較検討することが大切です。
しかし比較検討するためには、制作会社や代理店の情報を集め、問い合わせをして、各社から提案を受けて……とそれなりの労力を要します。自社にぴったりのパートナーを探そうとしても「候補がたくさんあって選べない」なんてことも。
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登録しなくてもご覧いただける加盟代理店の一覧では、各社の会社情報や成功事例、広告媒体からの認定・表彰実績を掲載しています。
気になる代理店があれば、お気軽に弊社までお問い合わせください。
会社情報や実績、得意分野などが確認できる代理店一覧はこちら
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