インスタ広告の料金は領収書発行可能? 発行する際に起きがちなトラブルと解決法も解説

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Instagramで広告運用をしていて、領収書の発行や取り扱いに困ったことはありませんか。
今回は「インスタ広告を運用しているものの、領収書の発行方法がわからない」という方に向けて手順を解説。Instagramアプリ、Metaビジネスマネージャそれぞれから領収書を発行する方法に加え、ありがちなトラブル5選をご紹介しながら、画面の操作方法や税務上の注意点について解説します。
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目次
インスタ広告の領収書を発行する2つの方法

Instagramの広告料金の領収書について、発行する方法は2パターンあります。
- Instagramのアプリから発行する
- Metaビジネスマネージャから発行する
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
Instagramアプリから確認・発行する手順
Instagramのアプリで領収書を発行する方法です。
- プロフィールに移動し、右上のメニューボタンをタップ
- 「ビジネスツールと管理」または「クリエイターツールとコントロール」を選択
- 「広告の支払い」をタップ
- 「取引履歴/支払いアクティビティ」をタップ
- 過去の請求が表示されるので、中から領収書が必要な支払いを選択すればOK
Metaビジネスマネージャから確認・発行する手順
Metaビジネスマネージャからもインスタ広告の領収書を発行できます。方法は以下のとおり。
- ビジネスマネージャの左側メニューにある「すべてのツール」をタップして開く
- 表示される項目から「請求」を選択
- 「支払いアクティビティ」画面が表示されたら、対象アカウントや決済期間を入力
- 過去の決済履歴が表示されるので、中から領収書が必要な支払いを選択すればOK
【あるある5選】インスタ広告の領収書発行、トラブルと解決法

インスタ広告の領収書を確認・発行する際、データのダウンロードが思うように上手くいかないことがあります。
ここでは、起きがちなトラブルを5つピックアップし、対応方法をお伝えします。
- CASE①領収書データが見つからない
- CASE②領収書の金額が認識している費用と異なる
- CASE③領収書の宛名が正しくない/宛名を修正したい
- CASE④領収書データがダウンロードできない
- CASE⑤外貨建ての領収書の取り扱い方がわからない
CASE①領収書データが見つからない
よくあるトラブル第1位ともいえるのが、領収書が見つからないケースです。
領収書発行の基本に沿って、InstagramアプリやMetaビジネスマネージャから確認、発行しましょう。
【解決法 → アプリ/アカウントから領収書情報を確認する】
○ Instagramアプリで確認・発行する
- プロフィールに移動し、右上のメニューボタンをタップ
- 「ビジネスツールと管理」または「クリエイターツールとコントロール」を選択
- 「広告の支払い」をタップ
- 「取引履歴/支払いアクティビティ」をタップ
- 過去の請求が表示されるので、中から領収書が必要な支払いを選択すればOK
○ Metaビジネスマネージャで確認・発行する
- ビジネスマネージャのメニューにある「すべてのツール」をタップして開く
- 表示される項目から「請求」を選択
- 「支払いアクティビティ」画面が表示されたら、対象アカウントや決済期間を入力
- 過去の決済履歴が表示されるので、中から領収書が必要な支払いを選択すればOK
これらの方法で領収書が見つからない場合、支払い方法の設定や広告用アカウントの状態に間違いがある可能性があります。設定や状態を確認後、改めて上記方法で探してみてください。
CASE②領収書の金額が認識している費用と異なる
【解決法 → 支払い履歴を確認する】
- 広告用アカウント支払い履歴を確認
- 支払い方法や請求のタイミング、領収書の発行日を照らし合わせてチェック
- 不一致分について返金など適用されていないか確認
領収書の金額が支出(広告掲載でかかった料金)と一致しない場合、支払い履歴を確認します。もし領収書に記載の金額と実際の費用の不一致が続くようであれば、Meta社サポート窓口への問い合わせが必要です。
CASE③領収書の宛名が正しくない/宛名を修正したい
【解決法 → 登録情報を確認、修正する】
- Metaビジネスマネージャのアカウントにログイン
- メニューにある「設定」を開き、「支払い設定」をタップ
- 「ビジネス情報」の項目で会社名や住所を正確に入力し、変更を保存
上記のステップが完了した後に領収書を発行すると、修正した正しい宛名が記載されているはずです。領収書の宛名が正しくないと経理処理に問題が出てしまいます。
正しい宛名で発行されるよう登録情報を修正しましょう。
なお、一度発行した過去の領収書の宛名は変更できないため、発行前に確認しておくことをおすすめします。
CASE④領収書データがダウンロードできない
【解決法 → 閲覧状況を更新する】
- ブラウザでInstagramを開いている場合、ブラウザのキャッシュ、クッキーを削除する
- ブラウザでInstagramを開いている場合、別のブラウザを使用してみる
- アクセスするデバイスを変えてみる(パソコン、スマートフォン、タブレットなど)
- インターネットの接続状況を確認する
領収書がダウンロードできない場合、閲覧状況や通信状態といった技術的な問題が原因であることがあります。上記の方法を試してもダウンロードトラブルが解決しないようであれば、Meta社サポート窓口へ問い合わせましょう。
CASE⑤外貨建ての領収書の取り扱い方がわからない
【解決法 → 必要な情報を確認&保管】
- 領収書発行日の為替レートを確認
- 社内ルールにのっとり、領収書記載の金額を外貨から円に換算
- 外貨換算の根拠となった資料を保管しておく
国際的な広告展開をしている場合、外貨(海外の通貨)での取り引きからの領収書となるため、処置に慣れておらず苦労する人が少なくありません。不安な人は、税理士や会計士など専門家に頼ること安心ですよ。
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インスタ広告の税務上の取り扱いに関する注意点

インスタ広告はMeta社が提供する海外のサービスです。そのため、消費税の扱い(支払いが必要かどうか)が異なることがあり、領収書の取り扱いについても注意が必要。
主に留意しておきたいのは次の2点です。
- 代理店への代行運用の場合は消費税が発生する
- FacebookやInstagramの広告料は消費税課税仕入れできない
代理店への運用代行の場合は消費税が発生する
インスタ広告の制作や運用を自社で行わず、広告代理店に外注する企業が多くあります。その場合、代理店との取り引きは国内取引となるため消費税が発生しますので、この点は押さえておきましょう。
依頼先の代理店は、預かった消費税を納めることになります。
Instagramへの広告料は「リバースチャージ方式」に注意
インスタ広告への出稿は、消費税の「リバースチャージ方式」に該当する取り引きです。リバースチャージ方式とは、お金を支払った側が消費税を申告・納税する制度のこと。2015年の消費税法改正において、近年増えつつある、国境を越えて提供されるデジタルサービスやコンテンツに係る消費税見直しのために新しく導入されました。
現在は経過措置にあたり、課税売上割合が95%以上を占める、もしくは簡易課税制度の適用を受ける場合には、事業者は消費税を支払う必要はありません。ただし課税売上割合が95%未満の場合、取り引きがリバースチャージ方式の対象になりますので、消費税の申告となります。
参考:国税庁『国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税関係について』
インスタ広告の運用にかかる予算の目安

ここまでインスタ広告の支払い、領収書の取り扱いについて解説してきました。
Instagramはユーザー数が多く年齢層も幅広く、広告出稿先として大きな魅力があります。マーケティング戦略の一環として顧客獲得や広告効果の最大化を目指すためにインスタ広告を活用する企業は多く、実際に運用する場合の費用相場が気になるマーケターの方もいるでしょう。
そこで、インスタ広告の一般的な費用相場をお伝えします。
1カ月あたりの費用目安は3万円~
インスタ広告の最低出稿金額は1日100円なので、1カ月あたり数千円での運用も不可能ではありません。業界によっても異なりますが、競合の存在を考えると、1日1,000円以上の予算を確保できることが理想です。まずは3万円を目安にスタートを考えるとよいでしょう。
課金形式別の費用相場
インスタ広告には複数の課金形式があり、それぞれ費用相場が異なります。
- クリック課金型(CPC):1クリックにつき40円~100円程度
- インプレッション課金型(CPM):広告表示1,000回あたり200円~1,000円程度
- アプリインストール課金型(CPI):インストール1回あたり100円~200円程度
- 広告視聴単価型(CPV):再生1回あたり4円~7円程度
どの課金形式を利用(選択)するかは、広告の配信設定の際に指定する「キャンペーンの目的」の設定によって変わってきます。
インスタ広告の費用相場については、以下の記事で詳しく解説しています。
インスタ広告の特性を理解し、ターゲットに合わせた適切な課金形式を選び、費用対効果の向上を目指しましょう。
⇒ Instagram広告(インスタグラム広告)の費用相場と、おすすめ代理店6社(成功事例付き)
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